あたりまえの心
10月7日に広島市アステールプラザで「GAMAー月桃の花」の上映会を行う。
その製作・音楽監督を担当した海勢頭豊氏のコンサートも合わせて。
映画が作られたのは1996年。実は前年の95年、つまり沖縄戦終結50周年を記念してつくられようとしたのだが、資金難などで製作が遅れた。
しかし、完成するやいなや全国で上映運動が広がり、今年で10周年を迎えこれまで全国6千ヶ所、200万人が鑑賞した大ヒット映画なのである。
私も、微力ながらその映画の製作や上映運動に関わらせてもらったことがある。
それから10年。世界も動き、沖縄も激流にもまれている。
しかし、「GAMAー月桃の花」が訴える平和のメッセージは今も全く失われていない。
それどころか、10年後の世界は、あたりまえのように戦争が行われ、他国を「敵」と呼び、憎しみが渦巻くようになった今、この映画を観ることで当たり前の心を呼び覚ますのではないだろうか。
当たり前の心、それは「いくさはしてはならない」「命こそ宝」ということだ。
人間として当然のこの前提が崩れつつある今、社会の中では多くの殺人や虐待が行われる。
映画は、一人の母親の目を通して沖縄戦が描かれる。ぜひ、多くの方にこの映画と海勢頭さんの歌を聞いてもらい、人としての「当たり前の心」とはなにかをみなで考えるきっかけにしたいものだ。

その製作・音楽監督を担当した海勢頭豊氏のコンサートも合わせて。
映画が作られたのは1996年。実は前年の95年、つまり沖縄戦終結50周年を記念してつくられようとしたのだが、資金難などで製作が遅れた。
しかし、完成するやいなや全国で上映運動が広がり、今年で10周年を迎えこれまで全国6千ヶ所、200万人が鑑賞した大ヒット映画なのである。
私も、微力ながらその映画の製作や上映運動に関わらせてもらったことがある。
それから10年。世界も動き、沖縄も激流にもまれている。
しかし、「GAMAー月桃の花」が訴える平和のメッセージは今も全く失われていない。
それどころか、10年後の世界は、あたりまえのように戦争が行われ、他国を「敵」と呼び、憎しみが渦巻くようになった今、この映画を観ることで当たり前の心を呼び覚ますのではないだろうか。
当たり前の心、それは「いくさはしてはならない」「命こそ宝」ということだ。
人間として当然のこの前提が崩れつつある今、社会の中では多くの殺人や虐待が行われる。
映画は、一人の母親の目を通して沖縄戦が描かれる。ぜひ、多くの方にこの映画と海勢頭さんの歌を聞いてもらい、人としての「当たり前の心」とはなにかをみなで考えるきっかけにしたいものだ。

2006年07月29日 10:53