うりずん
おはようございます。

ヒートテックを脱ぎました。
空気が少し爽やかに感じられる朝。
うりずん、という言葉が頭にうかびます。
うりずんの詩。
作詞 作曲 仲宗根 長一
一、うりずんのごとに肝心持てば 浮世荒波も糸の上から
(さーうりじんの風よ やふぁやふぁと吹けよ)
うりずんのように良き心を持てば浮世の荒波も、まるで絹糸のうえを滑るように順風満帆で生きて行くことができるだろう(訳 筆者)
うりずんとは「旧暦2、3月、麦の穂の出る頃」のことです。
つまり、今日が旧暦の2月27日ですから、まさにこの頃の気候のことをうりずんと呼ぶわけです。
麦が発芽する頃って、いつでしょう。
調べると毎日の平均気温を足して行って(おそらく植えてからの)合計が100℃を超えると発芽するようですから、当然沖縄と本土は違ってくるわけです。ちなみに広島で計算すると新暦6月くらいになります。
うりずん、の語源もいろいろ調べると面白い。ここからは「たるーの島唄まじめな研究」からの引用。
伊波普猷は
urizumi → urizimi → urizin という音韻変化を提案している。
竹富島のアヨーに「きるりあゆ」(霧の唄)
うるじぃんぬよー
きるりや
嶽さどぅりどぅ
きるりる
(ウリズンの 霧の下りるのは 山岳を辿って地上におりてくる)
若夏ぬよー
きるりや
岡さどぅりどぅ
きるりる
(若夏の 霧の下りるのは 岡を辿って地上におりてくる)
(「沖縄の言葉と歴史」外間守善より)
うりずんの情景が描かれているが、「霧が下りてくる」様子である。
ここから「露がおりる」→「おりずゆ」という説がある。
外間守善氏は、沖縄で雨が降って土が潤うことを「ウリー」といったり
宮崎延岡地方で、夜来の雨で農作物が生き生きしてきたとき「いいウリですが」「いいウリじゃが」と喜ぶこと。
また「ずん」は「浸む」 simu → jiN となったのではないかと提案されている。
(たるーの島唄まじめな研究「うりずんの詩」より引用終わり)
いいウリじゃが。懐かしい宮崎弁の響きです。
この雨と気温で桜も開花し始めました。
うりずんの詩の歌詞のように、うりずんのように爽やかな生き生きとした心持ちで今日も元気にいきましょう。

ヒートテックを脱ぎました。
空気が少し爽やかに感じられる朝。
うりずん、という言葉が頭にうかびます。
うりずんの詩。
作詞 作曲 仲宗根 長一
一、うりずんのごとに肝心持てば 浮世荒波も糸の上から
(さーうりじんの風よ やふぁやふぁと吹けよ)
うりずんのように良き心を持てば浮世の荒波も、まるで絹糸のうえを滑るように順風満帆で生きて行くことができるだろう(訳 筆者)
うりずんとは「旧暦2、3月、麦の穂の出る頃」のことです。
つまり、今日が旧暦の2月27日ですから、まさにこの頃の気候のことをうりずんと呼ぶわけです。
麦が発芽する頃って、いつでしょう。
調べると毎日の平均気温を足して行って(おそらく植えてからの)合計が100℃を超えると発芽するようですから、当然沖縄と本土は違ってくるわけです。ちなみに広島で計算すると新暦6月くらいになります。
うりずん、の語源もいろいろ調べると面白い。ここからは「たるーの島唄まじめな研究」からの引用。
伊波普猷は
urizumi → urizimi → urizin という音韻変化を提案している。
竹富島のアヨーに「きるりあゆ」(霧の唄)
うるじぃんぬよー
きるりや
嶽さどぅりどぅ
きるりる
(ウリズンの 霧の下りるのは 山岳を辿って地上におりてくる)
若夏ぬよー
きるりや
岡さどぅりどぅ
きるりる
(若夏の 霧の下りるのは 岡を辿って地上におりてくる)
(「沖縄の言葉と歴史」外間守善より)
うりずんの情景が描かれているが、「霧が下りてくる」様子である。
ここから「露がおりる」→「おりずゆ」という説がある。
外間守善氏は、沖縄で雨が降って土が潤うことを「ウリー」といったり
宮崎延岡地方で、夜来の雨で農作物が生き生きしてきたとき「いいウリですが」「いいウリじゃが」と喜ぶこと。
また「ずん」は「浸む」 simu → jiN となったのではないかと提案されている。
(たるーの島唄まじめな研究「うりずんの詩」より引用終わり)
いいウリじゃが。懐かしい宮崎弁の響きです。
この雨と気温で桜も開花し始めました。
うりずんの詩の歌詞のように、うりずんのように爽やかな生き生きとした心持ちで今日も元気にいきましょう。
2014年03月27日 09:12