たるーの島唄人生

「花」といえば、喜納昌吉のものがまず思いつく。
滝廉太郎の「春のうらあらあの・・」で始まるあの歌も「花」なんだそうだ。
他にといらべると、意外と少ない。

そのひとつで、最近ヒットしている中孝介の「花」の工工四を仕上げた。


昨日興銀教室でみなさんと歌ったが、これがなかなか評判がよい。
中孝介さんのようにファルセットではもちろん皆さん歌えないが
ゆっくり、歌うと味がある。
もちろん、オリジナルには三線はまったくはいっていないが、歌の節があるので
民謡的な歌い方も可能。それが意外と三線にあう。

中孝介というと、２０００年の正月に私が奄美をブラリ旅をした時
奄美民謡では知らない人はいないという「かずみ」というお店におじゃました。
西かずみさん、他何名か唄者があつまり、年の祝いのあとの打ち上げだった。
カウンターを手伝う一人の女性が
「あのー　うちの息子がＣＤをだしたんですよ。」とこんなＣＤを出してきた。



「えーもしよかったら買ってくれません？」
あたりこうすけ？
高校を卒業してだした初ＣＤでもちろん奄美民謡オンリー。
奄美民謡も知りたいと思い旅をしていたけれど、それはまったくの義理で購入。
こんなに有名になる唄者とは思わなかった。

「花」のリクエストは、病気で倒れいまリハビリ中のＨさんが元気な頃から
「花の工工四をください！わたしこれが好きなんです」といわれていたもの。
彼女が退院したらまた教室に顔をだしたいといっている。
それまでに練習しておきたいものだ。

あと、先週から広島の奄美会の関係の方が教室に入会。
「１２月に奄美会忘年会があるから、そこで演奏したい」といわれている。
この「花」はどうだろうか、と思う。

いろいろな人の縁、思いを切り結んで、またあたらしい「花」が咲くといいなあ。