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てぃーだブログ › たるーの島唄人生 › うたやびら › 楽園

楽園

比治山のふもとにあるデイサービス「楽園」
お年寄りさんが10名。
私たちの到着をまっていたというより
もう、なかから、安里屋ユンタの歌が聞こえてくる。

こちらは海田公民館講座の5名。
キーボードと三線、太鼓。
8畳くらいの部屋にお年よりさん10名と私たちだから
濃厚な空間。
さっそく芭蕉布から
一人ちょっとご機嫌ナナメそうなおじいがブスッとしたお顔で
「この、星影のワルツ、これを最初にやらにゃあ、ダメよ。
でないと、皆、ウンウンてきくだけじゃろ」
なるほど。
はいはい、では星影のワルツから。
もうムードがぐっと明るくなる。
口ずさむおばあさん。

故郷
赤トンボ
かあさんの歌
そして
がんばれカープ
お正月
とみなさんもよくしっている曲をやる。

そして安波節、安里屋ゆんた 十九の春 涙そうそう

「いやー沖縄民謡はいいねえ。気持ちが温かくなるねえ」
目の前にいるおばあさんが嬉しそうにそういう。
横のおばあさん、一生懸命太鼓を叩いてくれる。
品のよさそうなおばあさんはいくつかの曲はそらですべて歌っていた。

一時間近く、会話をしながら、また唄い、
「沖縄ではかき混ぜるという意味のカチャーシーを今から」
ということで公民館のKさんが説明をする。
「楽園」のおじい、おばあたちは果たしてついてくるか。
あらあら
みなさんリズムにのって踊る、おどる。
もちろん座ったままだが。
練習をしてきたんだという。

汗をかくほど熱く盛り上がり、別室でお茶を頂いていると
先ほどの不機嫌なおじいがタバコをふかせながらやってきた。
「熊本の生まれなんだが、おじさんが古賀政男なんだ。
なんか、あんたの話を聴いていたら懐かしくてね」
「そうなんですか」
「またきてくれよ」
「はい、ありがとう」

あら、すごい人がいるんだな。
しかし喜んでくれたんだ。
海田公民館の4名も、みなさんが喜んでくれたことが嬉しい。

このデイサービスの園長は以前も何回か呼んでくれた知り合い。
竹富島にちょっとすんでいたこともあるそうな。
「また着てくださいよ」
「もちろん」
こうしてお年よりさんに喜んでもらえるなら
また必ずきます。
役に立てることがあるなら。
お年寄りに元気をもらった。

ちょっとうれしくさみしく、また来たいという想いを残して
「楽園」を仲間と一緒にでた。

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2006年12月17日 22:53
この記事へのコメント
たるーさん おはようございます。

お年寄りの皆さんと楽しい時間が共有できで良かったですね。
「星影のワルツ」は外せませんね。将来のために覚えておきます。
Posted by 金魚小 at 2006年12月18日 05:45
おはようございます。
そうです。
星影のワルツ。
一番歌われていたのは故郷ですかねえ。
唄は一生の財産ですね。
Posted by せきひろし at 2006年12月19日 06:39
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