年寄りがしっかりせにゃぁいかんのです

最近入られたメンバーも、最近なかなか教室にこれなくなった方も集まってお酒を飲み飲みたくさんの話しに花が咲いた。
八十になるHさんは抜刀や武道の師匠。
「わしゃぁ冥土の土産に三線を習おうと思います」と教室に来られた。さすがに真剣を使う武道だけに眼光するどい。
そのH川さん、爆心地から一キロぐらいの場所で被爆したというお話を昨日はじめて伺った。建物の下敷きになり九死に一生を得たと。そして二十歳のとき白血病を患われ、死ぬと思ったときに好きな武道にのめり込んだ。お酒も。
教室では聞いたこともないお話だ。人生談議に、他の生徒さんも涙目うるうる。しかしH川さんには暗さはない。
そういえば海田公民館講座をいまはお休みされているT野さんと日曜日、はいむるぶしに向かう車の中で、問わず語りに被爆体験を聞かせていただいた。
二日後の入市被爆で、母親と親戚を探しにトラックで市内へ。道端に落ちているお人形が欲しいと思ったとか。海田の町に続々と運ばれてくる怪我人や遺体の話。けれども人生を語るT野さんにも明るさはあれど暗さはない。
偶然にも私が三線を教えている二人の方から被爆体験とその後の人生を伺った。そしてたくましさ、明るさ。「後期高齢者」なんて歳をとることがそのまま悪いイメージみたいな言葉が生まれる今、こんな歳のとりかたをしたくなった。
H川さん、若いものにこうも言った。「いま子供らが悪いとか切れるとか言うが、悪いのは年寄り。年寄りがしっかりせにゃぁならんのです」
原爆の日、八月六日もすぐにやってくる。
2008年07月31日 11:19
この記事へのコメント
たるーさん
この飲み会のお話を読んでいると
教室で膝を交えてサンシンを弾くだけではなく
確かに、練習の合間にできる話ではないですから
交流会というかサンシン抜きでの飲み会も大事ですねぇ
貴重な時間でしたネ(^_-)
この飲み会のお話を読んでいると
教室で膝を交えてサンシンを弾くだけではなく
確かに、練習の合間にできる話ではないですから
交流会というかサンシン抜きでの飲み会も大事ですねぇ
貴重な時間でしたネ(^_-)
Posted by MAGI at 2008年07月31日 14:13
MAGIさん まったく です。
楽器である三線は人と人を繋ぐ道具ですね。
私もいろんな方と出会い交流できて人生の勉強になります。
沖縄の大切な歌をそうやって広げることができるなんて、どんだけありがたいことか。感謝。
でも飲み過ぎた(笑)だるい(笑)
楽器である三線は人と人を繋ぐ道具ですね。
私もいろんな方と出会い交流できて人生の勉強になります。
沖縄の大切な歌をそうやって広げることができるなんて、どんだけありがたいことか。感謝。
でも飲み過ぎた(笑)だるい(笑)
Posted by たるー(せきひろし) at 2008年07月31日 15:14
時折 とおり雨はあるものの 真夏日がもう1ヶ月も続いてます。暑いです~う。 まだまだ根強い高気圧が居座ってるようです。夏ばてに気をつけましょう。
日本人の平均寿命も今年も更新したみたいですね(女・85.99 男79.19) 私もシルバーの仕事をさせて頂いてますが、若い方々の負担にならないよう元気で、子育て支援 町の美化のボランテイァやなどお年寄りは皆さん頑張っておられますよ。
三線も仲間からも元気を頂きながら楽しく 何時までもつづけたいとがんばってます。いつも有難うございます。
日本人の平均寿命も今年も更新したみたいですね(女・85.99 男79.19) 私もシルバーの仕事をさせて頂いてますが、若い方々の負担にならないよう元気で、子育て支援 町の美化のボランテイァやなどお年寄りは皆さん頑張っておられますよ。
三線も仲間からも元気を頂きながら楽しく 何時までもつづけたいとがんばってます。いつも有難うございます。
Posted by 藪椿 at 2008年08月02日 08:16
藪椿さん
暑いですね~ あまりのみ過ぎないようお互い気をつけましょう。
地域のボランティアご苦労さまです。
お年寄りさんは、とてもがんばっておられますね。
H川さんのおっしゃったこと自分なりに考えると
世の中で子どもたち、若者は一番敏感な部分で
社会のひずみ、つまり弱者を平気で切り捨てる風潮に
子どもたち、若者が悲鳴を発しているのではないか、
大人たちが、子どもはおかしい、という前に
自分たちが作っている社会を見直すべきではないか
そういう意味で大先輩のお年寄り、私たちがしっかりせにゃならん
といわれたのだと 解釈してます。
沖縄の人々が昔から受け継いできたもののなかに
今の私たちがとうの昔に捨て去ったものがたくさんあり
それが唄のなかにも受け継がれている。
それをさがすのも楽しみなんです。
三線の仲間と一緒に楽しみながら。
暑いですね~ あまりのみ過ぎないようお互い気をつけましょう。
地域のボランティアご苦労さまです。
お年寄りさんは、とてもがんばっておられますね。
H川さんのおっしゃったこと自分なりに考えると
世の中で子どもたち、若者は一番敏感な部分で
社会のひずみ、つまり弱者を平気で切り捨てる風潮に
子どもたち、若者が悲鳴を発しているのではないか、
大人たちが、子どもはおかしい、という前に
自分たちが作っている社会を見直すべきではないか
そういう意味で大先輩のお年寄り、私たちがしっかりせにゃならん
といわれたのだと 解釈してます。
沖縄の人々が昔から受け継いできたもののなかに
今の私たちがとうの昔に捨て去ったものがたくさんあり
それが唄のなかにも受け継がれている。
それをさがすのも楽しみなんです。
三線の仲間と一緒に楽しみながら。
Posted by たるー at 2008年08月03日 09:06
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。