朝ごはん

日曜の朝ごはんはなににしょう。
わたしのお好みはパンに野菜サラダと目玉焼き。
しかし今日は材料がない。
冷蔵庫に、沖縄そばがあったので、それをゆがいた。
野菜がニラしかない。
これもいれちゃえ、と手でちぎってほうりこむ。
ワイルドな朝ごはん。
さて先日の先生のメール。そのあとしばらくして次のメールが。
「感じはよくつかんでいるが全体的にハリ(コブシ)がない」というようなご指摘だった。
そのほか具体的にアドバイスもいただいた。
謙虚になり、気持ちを入れ替えて自分の唄と向き合おう。
先生のいわれることも、自分から習おうと決めたのだからまずすべて受け入れ、謙虚に唄の修行をしよう。
傲慢というのはもっとも怖い病気だ。
自分は唄が歌える、と思ったときにその病気にかかりやすくなる。
前にも書いたが「ちょっと歌えるな」と思ったときの先生からの
「最高賞には程遠い」というメールは厳しいお叱りだと受け止める。
あと実質3ヶ月。
この限られた時間のなかで唄三線のレベルを上げなければならない。
気ままに唄三線を楽しみたい、という気持ちなら、コンクールを受けるのはやめてもいい。それを決めるのは自分だ。
けれども、私は結果がどうであろうと、この道を行く。
先生に師事させていただいたのはこの修行のためだから。
自分の唄、三線が沖縄で通用するのもなのか。それが出発点だった。
ヤマトでヤマトンチュが楽しみのために唄三線をするのが流行している。それはそれで沖縄の伝統文化の良さが理解されている証拠だろう。しかし、「これが沖縄の唄三線です」と言い切るには検証が必要だ。
私はそれを自分で確かめたいと思い先生の門を叩いた。それはコンクールを受けるという道と不可分だ。ヤマトで唄三線をしている人がみなこの道にはいるべきと言っているわけではない。あくまで私自身の選んだ道だ。
最高賞のレベルは高い。
優秀賞のように「思いいれ」以上に聴衆を感動させるものは何か。
それは唄三線への姿勢なのかもしれない。
謙虚に取り組む姿勢。
朝ごはんを食べながら、先生のメールを見直し、そんなことを考えた。
先生の言葉ももっと噛み締めたい。
今日は呉の沖縄料理屋「はいむるぶし」で紅白芸能合戦。
2006年03月19日 10:44