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てぃーだブログ › たるーの島唄人生 › あまはいくまはい  › 心静かに

心静かに

たまにはまじめな話も書こう。
自分が歌えなくなったらどうなるだろう、三線が弾けなくなったらどうなるだろう、事故で手をなくしたら。。そんなことをふと考えるときがある。トシをとると不惑になるというが、ちょっとしたことでそんなことを考える。
歌えなくなったら絵を描こう。
三線が弾けなくなったら太鼓をやろうかな。
作詞作曲もいいな。
などと甘いことを考える。そんなに簡単ではないことも知っている。

テレビニュースで、筋力を失っている難病にかかり寝たきりのまま、わずかに動く足先だけでパソコン画を書いている人の話を見た。「死にたい」が口癖だったその人は、お孫さんの「運動会を見に来て」という言葉に生きる力をもらった。出来ることをと工夫してパソコン画にたどり着いた。見事な絵だった。お孫さんの姿。昔の景色。人間は体が病に冒されても心の中に生きる力があるかぎり何かを表現できるものだと感動した。
心を研ぎ澄ましてもう一度自分がやろうとしていることを見つめてみる、これは必要だ。いまさらあれこれ選択するつもりはない。三線や沖縄民謡が好きである。その道を自分の力なりに極めたい。けれども、もうそれしかないという気持ちになっていない自分もあることにふと気づく。
歌えない歌にであう。弾けない工工四に出会う。そんなとき、まだ自分には無理なんだとあきらめているときがある。
その山を乗り越えたいとおもいつつ、先でもいいか。いや、出来なくてもいいか、と。いや、「がむしゃらにやっていない」と自分をせめているのでもない。静かに自分を見つめることが弱いと感じるのである。
もうそれしかないなら、真摯に向かい合うことができる。がむしゃらではなく、あきらめるでもなく心静かに打ち込むことができるのではないか。
その足でパソコン画を書く方は、自分の絵をみて満足の微笑みだけを浮かべていた。心静かに。
心静かに

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2006年03月13日 23:57
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