
いつのまにか
昨年10月くらいからぼちぼち歌の研究でもしてみようと始めたものが100曲を越えた。
「島うたまじめな研究」と題したブログで、毎日通勤の合間や暇をみつけてはウチナーグチ→ヤマトグチへの翻訳を試みている。
ちょっと曲目をならべてみる。
101キザミ節
100天底節
99月の夜節
98鳩間節
97ハイサイおじさん
96南嶽節
95ヒンスー尾類小
94惣慶漢那
93花笠節
92武富節(貫花)
91サーサー節
90永良部百合の花
89県道節
88下千鳥
87稲しり節
86ピーラルラー(二合節)
85前田節
84ましゅんく節
83国頭捌吏
82たんじゅかりゆし
81いったーあんまーまーかいが
80謝敷節
79梅の香り
78うんじゅが情けど頼ぬまれる
77恋の花
76紺地小
75島造い
74別れの煙
73収納奉行
72スヌ万歳
71御縁節
70越来節
69夫婦船
68ヤッチャー小
67片思い
66カイサレ
65ちんぬくじゅーしー
64恩納節
63ウーマクカマデー
62山原汀間と
61浦波節
60多幸山
59アッチャメー小
58花の風車
57伊計離り節
56バチクヮイ節
55芋堀宮古根
54仲島節
53早嘉手久節
52赤田首里殿内
51時代の流れ
50宮古根
49じんじん
48チョンチョンキジムナー
47汀間とぅ
46懐かしき故郷
45兄弟小節
44唐船ドーイ
43ちぶみ
42夏の涼浜
41屋慶名クワディサー
40門たんかー
39ひやみかち節
38屋嘉節
37(イサヘイヨーのちらし)デンサー節
36伊佐ヘイヨー
35二見情話
34上り口説
33新宮古節
32加那よー
31いちゅび小節
30海やから
29赤山
28海のちんぼーらー
27西武門節
26南洋小唄
25恋千鳥
24白雲節
23世宝節
22かぎやで風節
21スーリー東節
20かたみ節
19てんよう節
18久高万寿主
17仲順流れ
16遊び庭
15鶴亀節
14遊びションガネー
13伊計離節
12豊節
11島尻天川
10由絃の謡
9汗水節
8谷茶前
7安波節
6歌の心
5染みなし節
4浜千鳥
3肝がなさ節
2祝い節
1てんさぐの花
自分でもよくここまで続いたものだ、いや、これからもぼちぼちやっていきたいものだと思う。
人間の「好き」という感情は、ふしぎなものである。
このブログも、沖縄民謡が好き、が出発点で、なーんの義務感も「勉強しなくては」という脅迫観念もなく、ただ自分が歌う歌の意味を知りたいという欲求である。
沖縄民謡が好き、ということは沖縄が好き、ということからきている。
なぜ好きなんだろう。
山登りを毎週やっている友人に「なぜ仕事でも疲れているのに山に登るの?」と尋ねても、あれこれ景色のことや頂上で飲む酒のうまさ、とかの言葉のあとでパンドラの箱の最後のもののように出てくるのは「やっぱ山、好きやなあ」である。
「好き」という欲求は「食べたい」「飲みたい」「知りたい」・・などの感性的欲求と同じで、それは根源的なものなのである。
人間が、その存在を維持するために必要なことなのである。
沖縄民謡を辞書を片手に訳していると、いろいろ気づくことがあり、そのへんはまた別の機会にまとめてみるつもりであるが、あの琉歌の形式(8886)というなかに収めるわずかな言葉の組み合わせと変化で微妙な味をだしている。それは和歌とも通じるところであり、日本語の面白さでもある。
日本語を大別すると「ヤマト方言」と「沖縄方言」となるように、日本人は大きな二つの木の幹を持っている。どちらが上とか下とかはなく共にある言葉。
これが理解できないで「沖縄方言」は一地方の言葉、なまりのある少数の人のつかう言葉と理解する人が多い。
双子の兄弟のように別の文化を構築した人々にお互いが敬意を払い、深く勉強しあう時代がいつかくることを祈っている。
とか、いいながら、実はただうちなーぐちが「好き」、沖縄民謡が「好き」なだけである。
辞書と、沖縄語の研究では大先生にあたる胤森タンメーサイにはいつも感謝している。

「島うたまじめな研究」と題したブログで、毎日通勤の合間や暇をみつけてはウチナーグチ→ヤマトグチへの翻訳を試みている。
ちょっと曲目をならべてみる。
101キザミ節
100天底節
99月の夜節
98鳩間節
97ハイサイおじさん
96南嶽節
95ヒンスー尾類小
94惣慶漢那
93花笠節
92武富節(貫花)
91サーサー節
90永良部百合の花
89県道節
88下千鳥
87稲しり節
86ピーラルラー(二合節)
85前田節
84ましゅんく節
83国頭捌吏
82たんじゅかりゆし
81いったーあんまーまーかいが
80謝敷節
79梅の香り
78うんじゅが情けど頼ぬまれる
77恋の花
76紺地小
75島造い
74別れの煙
73収納奉行
72スヌ万歳
71御縁節
70越来節
69夫婦船
68ヤッチャー小
67片思い
66カイサレ
65ちんぬくじゅーしー
64恩納節
63ウーマクカマデー
62山原汀間と
61浦波節
60多幸山
59アッチャメー小
58花の風車
57伊計離り節
56バチクヮイ節
55芋堀宮古根
54仲島節
53早嘉手久節
52赤田首里殿内
51時代の流れ
50宮古根
49じんじん
48チョンチョンキジムナー
47汀間とぅ
46懐かしき故郷
45兄弟小節
44唐船ドーイ
43ちぶみ
42夏の涼浜
41屋慶名クワディサー
40門たんかー
39ひやみかち節
38屋嘉節
37(イサヘイヨーのちらし)デンサー節
36伊佐ヘイヨー
35二見情話
34上り口説
33新宮古節
32加那よー
31いちゅび小節
30海やから
29赤山
28海のちんぼーらー
27西武門節
26南洋小唄
25恋千鳥
24白雲節
23世宝節
22かぎやで風節
21スーリー東節
20かたみ節
19てんよう節
18久高万寿主
17仲順流れ
16遊び庭
15鶴亀節
14遊びションガネー
13伊計離節
12豊節
11島尻天川
10由絃の謡
9汗水節
8谷茶前
7安波節
6歌の心
5染みなし節
4浜千鳥
3肝がなさ節
2祝い節
1てんさぐの花
自分でもよくここまで続いたものだ、いや、これからもぼちぼちやっていきたいものだと思う。
人間の「好き」という感情は、ふしぎなものである。
このブログも、沖縄民謡が好き、が出発点で、なーんの義務感も「勉強しなくては」という脅迫観念もなく、ただ自分が歌う歌の意味を知りたいという欲求である。
沖縄民謡が好き、ということは沖縄が好き、ということからきている。
なぜ好きなんだろう。
山登りを毎週やっている友人に「なぜ仕事でも疲れているのに山に登るの?」と尋ねても、あれこれ景色のことや頂上で飲む酒のうまさ、とかの言葉のあとでパンドラの箱の最後のもののように出てくるのは「やっぱ山、好きやなあ」である。
「好き」という欲求は「食べたい」「飲みたい」「知りたい」・・などの感性的欲求と同じで、それは根源的なものなのである。
人間が、その存在を維持するために必要なことなのである。
沖縄民謡を辞書を片手に訳していると、いろいろ気づくことがあり、そのへんはまた別の機会にまとめてみるつもりであるが、あの琉歌の形式(8886)というなかに収めるわずかな言葉の組み合わせと変化で微妙な味をだしている。それは和歌とも通じるところであり、日本語の面白さでもある。
日本語を大別すると「ヤマト方言」と「沖縄方言」となるように、日本人は大きな二つの木の幹を持っている。どちらが上とか下とかはなく共にある言葉。
これが理解できないで「沖縄方言」は一地方の言葉、なまりのある少数の人のつかう言葉と理解する人が多い。
双子の兄弟のように別の文化を構築した人々にお互いが敬意を払い、深く勉強しあう時代がいつかくることを祈っている。
とか、いいながら、実はただうちなーぐちが「好き」、沖縄民謡が「好き」なだけである。
辞書と、沖縄語の研究では大先生にあたる胤森タンメーサイにはいつも感謝している。

2006年04月07日 06:28
Posted by たる一
│Comments(6)
│Comments(6)
この記事へのコメント
たるーさん すごいすご~~~い100曲到達
いや~~~好きこそものの・・・・何とかなんだけどさ~~~
たるーさんは唄・サンシンが好きでうちな~~が好きだから
できることだよね
これからも沢山ある、民謡をゆたしく
いや~~~好きこそものの・・・・何とかなんだけどさ~~~
たるーさんは唄・サンシンが好きでうちな~~が好きだから
できることだよね
これからも沢山ある、民謡をゆたしく
Posted by MAGI at 2006年04月07日 16:28
MAGIさん かふうしでーびる。
気がつけば100曲。
また次の100曲めざして、ぼちぼちいきますので
またいろいろ教えてくださいね。
うちなーんちゅの生きたウチナーグチも大好き。
発音も勉強いたしますよ。くりからん、いちまでぃんゆたしく。
気がつけば100曲。
また次の100曲めざして、ぼちぼちいきますので
またいろいろ教えてくださいね。
うちなーんちゅの生きたウチナーグチも大好き。
発音も勉強いたしますよ。くりからん、いちまでぃんゆたしく。
Posted by せきひろし(たるー) at 2006年04月07日 17:47
先生、100曲なんですね。おめでとうございます。継続は力、と言うより力がつくまで継続されるのでしょうか…?
いつも沖縄民謡の勉強に使わせてもらっています。ただ、100曲を越えて、全然追い付けないよ〜(^_^;)
いつも沖縄民謡の勉強に使わせてもらっています。ただ、100曲を越えて、全然追い付けないよ〜(^_^;)
Posted by ろく at 2006年04月07日 19:55
ろくさん、琉平のおいしい酒を飲んでますか?今頃。
ありがとう。
そうやって見てくれる方がいるだけでも励みになります。
でも誰も見ていなくても、楽しくてしょうがない。
でも楽しいことは、辛いことでもあります。
ろくさんもコツコツとがんばってますね。
とにかく継続することです。
ありがとう。
そうやって見てくれる方がいるだけでも励みになります。
でも誰も見ていなくても、楽しくてしょうがない。
でも楽しいことは、辛いことでもあります。
ろくさんもコツコツとがんばってますね。
とにかく継続することです。
Posted by せきひろし(たるー) at 2006年04月07日 22:51
初めまして。三線を始めてもうすぐ2年のやまとんちゅです。
いつも両方のブログを拝見させていただいてます。:)
島唄の訳は翻訳だけでなく唄い方も載せてあって、それに分類も明快なので新しい唄を習い始めた際にはよく見に来ています。
これからもいろんな曲を訳していって下さい。
よろしくお願いします。
いつも両方のブログを拝見させていただいてます。:)
島唄の訳は翻訳だけでなく唄い方も載せてあって、それに分類も明快なので新しい唄を習い始めた際にはよく見に来ています。
これからもいろんな曲を訳していって下さい。
よろしくお願いします。
Posted by みっちゃん at 2006年04月10日 20:41
いらっしゃいまで みっちゃん
広島の有名なお好み焼き屋さんの名前と同じでーびる。
唄の意味はとても大事だけど、意味が分からなくてもいいのです。
意味が分かる、という人はウソがあります。
どこまで近づいていくか、が大事なのです。
私もまだまだの未熟ものです。
こちらこそよろしく。
広島の有名なお好み焼き屋さんの名前と同じでーびる。
唄の意味はとても大事だけど、意味が分からなくてもいいのです。
意味が分かる、という人はウソがあります。
どこまで近づいていくか、が大事なのです。
私もまだまだの未熟ものです。
こちらこそよろしく。
Posted by せきひろし(たるー) at 2006年04月10日 23:30
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