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てぃーだブログ › たるーの島唄人生 › 想い › うたやびら › 出来ることでいい

出来ることでいい

おはようございます。

小雨ぱらつく広島です。

朝から甘えた声をだして座ってるクロです。




今朝の中国新聞。

昨日の慰霊の日で三線を弾いてオキナワの想いにつながる行動の一幕です。

(私はギターですか(笑))


この演奏している場所は雁木といい、川から荷物や人か上がってくる場所です。

現在はコンクリートでつくられていますが、昔の木製の雁木を復元したもの。

以前はこの辺りで、焼けてガラス状のブツブツがある瓦を見つけることができました。

もちろん原爆でなくなったり、川に入って水死した方のご遺骨もあったと聞きます。



原爆が落とされた場所は、この写真の少し右手にあります。

強力な爆風と熱線でほとんどこ建物が崩壊した中で、産業奨励館だった「原爆ドーム」は奇跡的にこの形をとどめました。


今は核兵器廃絶、平和の象徴ですが、私にはずっと無言の座り込みをしている人のように見えます。

非暴力で無言で動かず、の力。

誰をも受け入れ、誰もが眺めることができるけれど。

トルコのスタンディングマンのようです。


昔核実験抗議の座り込みという行動を始めた方が広島の被爆者におられました。


森滝市郎さんという老人です。

どこの国であろうが核実験をした翌日の昼12時から1時間慰霊碑の前に座りこむという行動。

ある雪の日、座っている森滝さんに少女が話しかけます。

座っとっても、核実験はとめられやすまーに。(止められないだろうに)


森滝さんはこの言葉を聴いて深く悩み、そして

精神的原子の連鎖反応が物質的原子の連鎖反応に勝つ。


つまり、座り込みに共感する精神の連鎖反応がいつか核実験に勝つ日が来る、と。

という名言が生まれました。


さすが哲学者でもあった森滝さんらしい結論です。

さて、

三線弾いて唄っとっても沖縄の何も変えられやすまーに

少女がまた言いに来そうです。

私は言いましょう。

できることをやるだけ、でいいんです。
と。



スタンディングマン、原爆ドーム、森滝さんのように。




もう一度、ニャーオ (⌒▽⌒)

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2013年06月24日 07:34
この記事へのコメント
たるーさん こんにちは〜
中国新聞にでてましたね。見ましたよ。
広島も行ってみたいと思っていたのですが、岡山のほうへ行ってしまいました。
精神的原子の連鎖反応が物質的原子の連鎖反応に勝つ。
いい言葉ですね。知りませんでした。
小さなことでもコツコツと、生きてるうちにはかなわないかもしれないけれど、自分のできる範囲で、頑張りましょう。
共感してます。
Posted by おきなべおきなべ at 2013年06月25日 10:39
オキナベさん、
岡山のほうでも素晴らしい集まりがあったのですね。

読ませてもらいました。

広島では、細々と、です。


森滝先生は京都の西田幾多郎の哲学を学ばれた方ですが、私はこの方が好きでした。

人類は生きねばならぬ。

という言葉もよく使われました。

オーストラリアのアボリジニーの研究もされていて、原発のウラン鉱山でたくさんの被害がでていることにも心を痛められていました。

先輩たちや人々の創意工夫に学びながら、出来ることをコツコツやりたいものですね。
Posted by たるー at 2013年06月25日 12:36
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