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てぃーだブログ › たるーの島唄人生 › 想い › 復帰

復帰

今日は沖縄が本土に復帰した五月十五日。

この年に生まれた人も41歳。

県民の四人に一人がなくなった凄惨な、そして「捨て石」といわれた沖縄戦が終わったかと思えば、米軍による「銃剣とブルドーザー」による強制的な土地の取り上げが行われ、沖縄の人々は無権利状態の中で屈辱的な扱いを受けてきた歴史がありました。


本土に復帰すれば、平和憲法があり、米軍基地もなくなると信じて復帰運動が盛り上がりました。

その間、アメリカは朝鮮戦争、ベトナム戦争を、沖縄を踏み台にして強行。

ベトナム戦争でまかれた枯れ葉剤は沖縄に貯蔵され運ばれて行ったという証拠もあがっています。

1974年の今日、沖縄は復帰したのですか、ベトナム戦争を続けていた米軍基地はそのまま。


思い起こせば、私は12歳でした。

この頃もちろん沖縄に深い興味はありませんでしたが、ベトナム戦争のシーンをニュースで見るたびに悲しい気持ちになったこと。

沖縄から出撃する爆撃機への、やるせない思いはありました。

当時の反戦フォークなどを少し聴いてみたりしたものです。

「復帰」とは言えないと多くの人々が怒りました。

新たな苦しみの始まりを、また本土は沖縄に押し付けただけとも言えます。


「復帰」と聞いて思い出す歌はいくつかありますが、海勢頭豊さんの「さとうきびの花」は、復帰そのものではないにしても、戦争と赤土被害(開発や基地拡張で)そして、本土に出て行き帰らない若者への残されたものの思いを、優しくも絞りだすようなメロディーで表現した歌です。


YouTubeにありましたので紹介します。


さとうきびの花

作詞作曲 海勢頭豊


黒潮に浮かぶ緑の小島は 若者達の夢の跡
何もかもが豊かな日々はカモメの群れと歌声とサトウキビの花

海鳴りの音も忘れてしまったよ
遠い昔の戦争の 何もかもを失った日々は女の涙とやけ石とサトウキビの花

赤土の雨に汚れて耐えていた
畑を耕す老人の
何もかもがしがれた日々は
残された者の生活とさとうきびの花

七色のさんごの海は輝けど若者たちは帰らない
何もかもが待ちわびた日々は母の祈りに咲きそろう さとうきびの花


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2013年05月15日 11:36
Posted by たる一
Comments(2)想い
この記事へのコメント
復帰っ子と言われた子たちも もう41歳になるんですねぇ

さとうきびの花 っていう歌があったんですね
知りませんでした

いい歌詞、いいメロディです (^^)
Posted by てぃんさぐ at 2013年05月15日 11:53
てぃんさぐさん、

そうですね。復帰41年もたつのに危険性はどうでしょうか。変わったとは思えません。

この歌は、いい歌でしょう?

さとうきびの花を見るたびに口ずさみますよ。
Posted by たる一たる一 at 2013年05月16日 07:31
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