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てぃーだブログ › たるーの島唄人生 › 帽子くまー

帽子くまー

聞いてわからなくても歌詞を見て、調べたら解る歌は多い。

しかし、聞いてもわからない、歌詞を見てもわからない歌というものもある。


帽子くまー

一、(女)あたま小や造てぃ ぬちさぐや知らん 愛し思里に習いぶさぬ サーミナウリサンセイ

二、(男)天止みてぃ呉らば 我が妻になゆみ(女)組みあぎてぃ呉てぃん 妻やならん(男)サー愛人小どぅすんなあ

三、(女)天や我がたまし やまだきやうんじゅ 縁なりば里前 二人し組まや サーミナウリサンセイ

四、(男) 一本針や 押すてぃ 二本取てぃなぎてぃ何時が組み上ぎてぃ 耳小抜ちゅら サー天小胴小縁小耳小取てぃ耳抜かや

五、(男女) 帽子組ま哀り 組まんしが知ゆみ 勘定前になりば さら夜明かち サー さら夜明かち


「天」や「胴」などが「帽子」の部分を表すんだろうなあ、と思いつつも「やまだき」や「一本針やうすてぃ」とかになるとイメージがわかない。

辞書にもない。

いろいろ調べてみると、帽子の部分名であったり、編みかたであったり。

アダンの葉で帽子を作る産業が生まれた1900年から戦争まで多くの女性たちが関わった。

その人たちを「帽子くまー」と呼ぶ。きつい仕事だったようだが、歌のように「恋」が生まれる機会も少なくなかったようだ。

いまでも作業にたずさわった方はもう御老人になられてはいるが、この歌を好んで歌われるそうだ。

手元にある音源では「民謡大全集」にはもちろん、また喜納昌永さんのCDで聞ける。

が、歌詞の中の言葉には仕事の匂いがする。

ステージではなく生活の中で歌われていたのだろう。それが似合う歌だ。

帽子を作っている現場を、とまでは無理にしても作っていた方にお話を伺ってみたいものだ。

2010年12月17日 17:15
Posted by たる一
Comments(2)
この記事へのコメント
たるーさん

帽子くま~~>カラオケや、民謡スナックでも
リクエストの多い曲ですね!

帽子くま~(パナマ帽)がはやってたころの唄だとか
ききましたが・・・どうかな・・年寄りの詳しくきいてみます。

父が3歳の頃になくなった、父のお母さん
要するにワタシのおばあ~は、大阪の紡績へ
働きにでてたそうです。 
女工節や涙の那覇港の唄のようにだったはずね!
紡績にでかせぎにいくと、いるんしるさぬじこ~ちゅらかーぎーになって帰ってきて、もてたらしいさあ・・・
おばあは、ワタシたちが生まれるまで元気だったらいろいろな話がきけたのになあ~って今でも思います。
Posted by MAGI at 2010年12月17日 18:29
MAGIさん

天気のいい広島です。

読谷村の資料館の方にうかがい、歌詞のおおまかな意味はつかめてきましたが、細かいところは依然不明な部分が多いので、ぜひお年寄りに聞いてくださいね。

MAGIさんのおばあも苦労したんだね。

でもちゅらかーぎーになって戻ってきたってのは面白いね。

今日は試練の日ですね。ちばりよー!
Posted by たるー at 2010年12月18日 11:45
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