
広島市長殿

昨日の新聞には、その参加者のうち一人の沖縄の方の言葉が載っていて印象的だった。
「県外だ国外だ、と言うのはつらいのです。この苦しみを誰かに強いることになる」。
自分たちが苦しめられたことを他人に「押し付ける」のは心苦しいと言われている。
これを読んでわたしも心苦しくなった。
この国の政治を選択してきたのは私たち国民。その政治は日本の米軍基地の70パーセントを小さな島、沖縄に押し付けてきた。
戦闘機の爆音、事故、犯罪、そして朝鮮、ベトナムにたくさんの爆弾が運ばれ戦争の前線基地にされてきた沖縄の体験があるから「他人におしつけるのはつらい」と思われるのだ。
では、私はこう言おう。
どうぞ普天間基地を広島に持ってきてください、と。
同じ辛さを味わいましょう。
市民球場跡地があいてます。
ちょうど原爆ドーム前だし、そこから立ち上がるヘリコプターの爆音を聞いてこそ強い平和の祈りができませんか?
市民球場跡地が狭いなら広島西空港もあいてますよ。
海も近いから海兵隊の上陸演習もやりやすいし。
広島市はオリンピック誘致をする前に普天間基地を誘致したほうがよほど世界平和に貢献できます。
なにを馬鹿なことを、と思っていらっしゃる方がいたら言わせていただきたい。
何故宜野湾市や辺野古なら良くて広島市なら悪いのでしょうか?
近隣住民の苦しみは同じ。
同じなら、どうぞ広島市民が苦しみを受け止めます。
そして、沖縄と同じ苦しみを味わった広島市民は沖縄と同じ目線にたって「基地はいらない」と言うことができるでしょう。
基地が小学生の隣にある恐怖、ヘリコプターが大学に落ちてくる恐怖、日常生活が基地の隣り合わせにある理不尽さは、味わってみないとわからないのです。
広島市長殿、決断しましょう。
今こそ普天間基地を広島に誘致する、と。
それが「二度とあやまちを繰り返させない」と誓ったヒロシマの責務です。
原爆の惨禍から立ち上がり復興したヒロシマならできます。
2009年11月12日 08:06
Posted by たる一
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