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てぃーだブログ › たるーの島唄人生 › ヒロシマの日

ヒロシマの日

今日は64回めの「広島原爆投下の日」。
いまだに原爆証に苦しんでいる方々がいる一方、国からの反省をこめた被爆者対策はまだない。

私が若い時に出会った被爆者で詩人のこの詩には頭をガツンと叩かれた思いがした。

いま私の中で沖縄をどう思うか、にもつながる衝撃でもあった。


『ヒロシマというとき』

作 栗原貞子 

〈ヒロシマ〉というとき

〈ああ ヒロシマ〉と

やさしくこたえてくれるだろうか

〈ヒロシマ〉といえば〈パール・ハーバー〉

〈ヒロシマ〉といえば〈南京虐殺〉

〈ヒロシマ〉といえば 女や子供を

壕のなかにとじこめ

ガソリンをかけて焼いたマニラの火刑

〈ヒロシマ〉といえば

血と炎のこだまが 返って来るのだ

 

〈ヒロシマ〉といえば

〈ああ ヒロシマ〉とやさしくは

返ってこない

アジアの国々の死者たちや無告の民が

いっせいに犯されたものの怒りを

噴き出すのだ

〈ヒロシマ〉といえば

〈ああヒロシマ〉と

やさしくかえってくるためには

捨てた筈の武器を ほんとうに

捨てねばならない

異国の基地を撤去せねばならない

その日までヒロシマは

残酷と不信のにがい都市だ

私たちは潜在する放射能に

灼かれるパリアだ

 

〈ヒロシマ〉といえば

〈ああヒロシマ〉と

やさしいこたえが

かえって来るためには

わたしたちは

わたしたちの汚れた手を

きよめねばならない

 

2009年08月06日 10:46
Posted by たる一
Comments(2)
この記事へのコメント
たるーさん

ヒロシマといえば>でてくるのは、原爆の事ですねー

栗原貞子さんの書いた詞を読んだら
それが、ものすごく伝わります。

_(_^_)_黙祷を捧げます。
Posted by MAGI at 2009年08月06日 12:28
MAGIさん

麻生さんたちもきたけど

選挙対策しか考えてない。
核兵器を無くすことすらマニフェストにないってどういうことかね〜〜
Posted by たるー(せきひろし) at 2009年08月07日 13:13
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