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てぃーだブログ › たるーの島唄人生 › 異国の言葉、歌

異国の言葉、歌

仕事場では雪が降った。

エプリルフールになるから、人に言うな、とだれか言う。
けれども4月1日の雪は、そうここではめずらしいことではない。
寒い風に背中押されながら、電車を降りひとりあるいて電車に乗る。

でも、心の中がすこし暖かい。
今日、異国の歌を異国の言葉ですこし習ったからか。

自分がそういう言葉で歌えたことも、感動したが
それを「すばらしい」と素直にほめてくれる異国の友達。


私はネイティブな宮崎人であるけれど
ネイティブな言葉にはならない。

それは戦前の台湾で生まれた父や親戚の影響がないとはいえない。
異国の名前がついた食事もあった。

そして広島にきて、宮崎弁でさえ封じて
ますます、自分がどこの「人間」かわからないときもあった。

けれども、いろいろな言葉が「混ざる」ことのない言葉など
ないだろうと思う。



そして沖縄の言葉や歌にふれ
いろいろな想いが自分の中から浮き上がってきた。

すばらしい言葉を持つ人々。

自分の言葉もいい。
けれども相手の理解しがたい言葉も面白い。

言葉、言の葉と書く。
自分の言葉も、あの言葉もどこか、枝でつながっている。

だから、それを心のそこから理解する人は
異国の言葉、異国の文化、考え方を、まず受け入れる。

自分も受け入れ、学び、自分をいつか発見したいと思った。

それが私の沖縄との出会いの原点でもあり、
異国の言葉への興味のきっかけ。

教えてもらった異国の歌、それはベトナムの「故郷へ」(ve que)。
雪混じりの風すら、温かく感じさせてくれた。

2009年04月01日 23:48
Posted by たる一
Comments(2)
この記事へのコメント
このブログ何時も楽しみに読ませていただいてます。

音楽にうとい私が沖縄の唄三線に惹かれるのは、メロデーと、味のある言葉です。最初に沖縄の言葉を耳にしたのは、二十歳のころです。沖縄の事を何も知らない頃でしたが、妙に記憶に残ってて海田公民館で沖縄民謡に出会い、沖縄の言葉や色んな文化に触れるうち、だんだんのめりこんでいってます。

私の故郷は、隣の県の山口です。県は近くても随分言葉(方言)は違います。暮らしてる頃は、今で言うダサイー!と思ってました。時折、故郷を離れた者が、帰郷し地方の言葉をつかうと都会的!!と思い憧れさえ感じたものです。
今はとても暮らしを良く表現した言葉だと懐かしく故郷そのものとして好きになりました。

好き!は別として今はすっかり広島弁です。

もうないかも知れませんが広島を離れたなら、きっと好きになるでしょう。
Posted by 藪椿 at 2009年04月03日 09:40
藪椿さん

そうなんですね
広島弁でも、すこし違う雰囲気を感じてました。

みんな、それぞれ自分の故郷があり
そこの言葉への思いがあることでしょう。
それを大切にしていきたいですね。

そして、その故郷の言葉が出せない
人もたくさんいるということも。

ウチナーグチでしゃべりまくる、友人のジュン
ですら、広島弁がまざっている、ように思います(笑)
Posted by たるー(せきひろし)たるー(せきひろし) at 2009年04月03日 17:47
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