
寒いのに…

日曜。
寒いのに鼻水すすり、近くの河原に。
あとすこしでなくなる市民球場の裏手の河原に、三線仲間が集まっていた。
おでん鍋に湯沸かしで焼酎。
もちろん三線に二胡。
私はギターを抱え、妻は温かいコーヒーの差し入れ。
中孝介の「花」、ネーネーズの「黄金の花」、「三線の花」と、なぜか花メドレーをギターと三線でコラボ練習。
ギターをいれるとこうした「新唄」は、なかなかよい響きになる。
新しい時代に対応した「音」を作るのも楽しいし、意味があると思う。
しかし、それでも、一人の唄者が三線だけで奏でる音色と唄声に優るものではないと私はいつも思う。
頑固で偏屈といわれても、林昌さんが唄う宮古根にギターは不用。
ハンタバルによけいなものはいらない。
何故だろう。
唄声と三線の織り成す音色は、それだけで人の魂を揺さぶる芸術だから、だと思う。
と、いいつつも最近、私がギターを弾きながら、妻に三線を弾いてもらいつつ二人で唄う時間が楽しいのである。
べつに「のろけ」じゃない。
相手と気持ちを合わせ、音を合わせる根気のいる作業の楽しさを言ってるのだ。
こんな練習を教室でもできたらすばらしいな、と思いつつ。

2008年11月10日 16:42
Posted by たる一
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