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てぃーだブログ › たるーの島唄人生 › 情けある枝に咲く花

情けある枝に咲く花

月桃の花、水のやりすぎはだめって知らなかった。
毎朝、6時頃水をやる。
めだかにえさをやる。最近の日課で、
「おーこれで一日がはじまる」とかなんとか
おじいみたいな気持ちがよかったのに。

情けある枝に咲く花
図書館でセー小さんの本を借りてきて読んだら
なつかしくなって琉フェス(琉球フェスティバルの略で、ちょっと知っているものは自慢げにこういう。)
のビデオを昨晩は鑑賞。

林昌さんと二人の宮古根、はんた原は、もう私には「国宝級」。

ちびりちびり酒を飲みつつ
林昌さんが、もう癌におかされていたといわれる細いからだに
上等な着物をまとって、凛として掛け合うその姿をみて涙がにじむ。

97年の琉フェスだがらなくなる2年前だ。

(誠仁)
うんじゅなや誠 恋仁ぬしるし 散りてぃいく花に情きかきてぃ

と歌えば

(林昌)
花やてぃん里前 枝数に咲かん 情けある枝にたゆてぃ咲ちゅさ

と返す。

即興で掛け合う、その緊張感は、誠仁さんをやさしく微笑む林昌さんの笑顔でやわらぐ。
それに応えるように誠仁さんは、三線の遊びをこれでもかと入れる。

ライバルであっても兄弟のような暖かさがある二人。

花だって、枝があるだけ咲くわけじゃない。
情けのある枝を頼ってさくのだと。

うらめしそうに私は月桃をみつめて
三線をかき鳴らすばかり。




2008年07月17日 16:04
Posted by たる一
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