
さんしん

なにげに車の前に泊まったトラックの文字を見て笑えた。

「SANSIN」
なんという正式名称の運送会社だろう。
三進? 三新?
「さんしん?あ、あバッターアウトね」
よく三線にまつわる会話で飛び出す駄洒落だ。
「三線」の沖縄語としての発音は、「さん」をやや高く始めて「しん」は低い。
いわゆる「下降形」という発音。だから「三振」とは違うわけだ。
さて三線を「三心」と言い換えて、自分の想いを語ったある沖縄への海外からの留学生がいた。
彼が八重山民謡を見事に演奏され唄うのを聴いたことがある。彼の「三心」の内容は失念したが、それをヒントにわたしなりの「三心」を考えてみた。
一、沖縄を愛する心
二、沖縄に学ぶ心
三、沖縄に繋がる心
これが私の唄「三心」である。
「繋がる」というのが味噌。
沖縄の風土、人、芸能、言葉すべてをを愛し、歴史や芸能を学んでいるけれど、私は本土に生まれ、本土に暮らしている「ヤマトゥンチュ」として沖縄に繋がりたい。
沖縄の芸能や言葉を学ぶ上で沖縄と本土との歴史を知ることは欠かすことができない。
本土薩摩と琉球王朝と宮古・八重山の人々の関係や苦しみ。
沖縄戦で沖縄の人々が受けた苦しみ、戦後の基地支配。たくましく、つつましく生きる人々。そこで唄が生まれ、三線が根付いた。
れを知ることは、沖縄と繋がる「私たちの国」を知ることになると思うから。
沖縄の歴史と「繋がる」つまりリンクすることがなければ、私の「三心」は成就しないと思う。
昨日は愚痴のような文章だったので反省しつつ。
2007年12月14日 09:54
Posted by たる一
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