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てぃーだブログ › たるーの島唄人生 › 幸せ

幸せ

「島唄まじめな通信」が3年目を迎えた。
読んでくれる方々、いろいろな意見を書いてくださるみなさん
そして、先月なくなった胤森さんや師匠をはじめ多くの人々のお世話になりながら
ここまでやってこれた。

感謝いたします。
幸せ
2005年の10月31日にブログがはじまった。
いろいろな思いをこめてはじめたブログだったが、おかげさまでまる2年続けることができた。

233番まで番号があるが、重なっている曲もあるので、3日か4日に一曲づつ書いてきたことになる。
その一曲の訳や解説も書きあがるまでには、何回も壁にぶつかり
あるときは発見し、あるときは挫折感を味わいながらネットにアップするときの気持ちは複雑でもある。

仕事を終えて、教室がはじまる前のわずかな時間パソコンにむかったり、
電車の中を勉強部屋のようにつかったり、歩きつつ携帯に打ち込んだり(良い子は真似をしないように!)
2年間、よく自分でも不十分ながらも勉強してきたものだと思う。

読み返すと、いろいろ間違いもあるのだが。それは一年前も同じことを書いた。

しかし、こういうエネルギーが自分のどこにあるのかとときどきふと考える。

まず教室をひらかせてもらっているが、
教えることの重圧をいつも感じる。
唄を「分かる」ことなしに教えることはできない。
しかし、どこまで「分か」ればよいのか。

唄を理解することは難しいと、最近つくづく思う。
辞書をいろいろ調べ、琉歌をしらべていくうちに
CDを聴くだけで、ある程度は歌詞がでてくるようになった。
林昌さんの、あの分かり難い発音も、何十回も録音を聴くうちに見えてくることも多くなった。

そうしていけばいくほど、その唄の「向こう側」にあるものが、さらに遠くに見えてしまう。

顕微鏡でのぞくとさらに微細な構造がなぞとなるように。
天体望遠鏡で星が見えれば見えるほど、宇宙のなぞが深まるように。

師匠が言っていた「歌の世界は海のようだ」という言葉がいつも胸にうかぶ。

しかし、その「なぞ」が私の探究心をひきつける。
それが毎日辞書と歌詞とCDとノートに向かわせるエネルギーだ。

ひいては沖縄の人の気持ち、歴史への想いになるのかもしれない。
それは日本と沖縄との関係への強い関心でもある。

私が、今の私であるのは沖縄との出会いがあったからである。
そのことに今、ブログで毎日考えられることは幸せだと想わないといけない。
そうさせてくれている私の周囲の人々にも深く感謝したい。

ありがとう。

2007年11月03日 21:42
Posted by たる一
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