三板にはまる
三板を買って何年になるだろう。
三板、さんばと読む。
三枚の板を、左手に装着し、右手で叩いたり、左手でリズムもとる沖縄の楽器だ。もともと三線を作る材木の残りで作ったらしい。
買ってときどき鳴らすぐらいだったが、土曜日、なんの拍子か、これにはまった。
きっかけは、あのチャ、チャ、チャのリズムの間に入る「タラララ」。
二拍子のリズムに合わせて鳴らされる音に、それを細かいリズムで分解するかのような連続音。
まるで三線でいうと掛き音を入れて早弾きで「タラララ」と装飾するのと同じだ。
気になってはいたが、自分は三線を弾くので、ほとんど没頭しなかった。
土曜、何故か車に三板を載せて、赤信号の時にCDとともに叩いた。
なかなかできない。
リズム打ちはできる。左手の親指と右手とで交互に叩く。
誰かに習った、右手親指からひとさし、中・・・と指でなぜるようなたたきからもできる。
しかし、あの「タラララ」とリズムの中に割りこめない。
小一時間叩いただろうか。
前にうまい人から教えられたことも思い出しつつ。
左手の持ち方をいろいろ変えてみた。
①指はけっこう深く持ったほうが安定する。
②小指で一番向こう側の板を固定するとコントロールしやすい。
③タララ叩き(そう私が名づけた)が、リズムにのりきれないのは早すぎるのだとついに発見した。そう、あわてずに、チャ チャ チャ タラララ チャ
って感じ(分からんでしょうねえ・・)でグーだ。
おお!ワンダフル!眼から鱗がポロリと落ちた。
あの紐の締め方も大事だ。
今度教室で披露してみよう。
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