明日を信じて
昨日の海田公民館講座。
ここは年輩の方も多い。わたしはそれも嬉しい。
少し前から参加されているUさんが、
「もっと早くこの教室のことを知っていたら、もっと早くうまくなれただろうに、年寄りになってしもうて…」
でもUさん、どんなに高齢者でも楽しみ、また悩みながら少しずつうまくなれたらいいのではないですか?
実際、少しずつうまくなってますよ。
80才になるFさんは、手が痛い、痛いといいながら「島のブルース」の工工四をあげたら、若い娘さんのように目をかがやかせて三線を弾いている。
対人恐怖症だというOさんは、最初「おさらい会」出演は拒否されていたが、みんなからはげまされて「行きます」といってくれた。
みなさん!人生の大先輩に「教える」なんておこがましいが、あえていわせてもらえば「好き」を大事にしてこつこつやれば、道は開けるものですよ。
三年くらい前、横川入門教室に入られた若い女性の方がいた。
「いつか唄いながら三線が弾けたら」といって熱心に通われたが、しばらくして病に倒れ、願いは叶わぬうちに、ついに帰らぬ人になった。
もっと早く教えられたら、亡くなるまえには「沖縄民謡を弾き唄う」喜びを知ることができたかもしれないと悔やむ。
でも、少しでも三線の楽しさは知ってもらえたはず、と自分を励ます。
命は短い。
明日を信じて、高齢者には厳しい世の中だけどこつこつやっていきましょうね。
(昨日の海田公民館講座、Fさんの差し入れ。ひまわり煎餅、高齢者のサークルで手作り。おいしかった!いつもありがとう!)