格別

たる一

2008年02月27日 12:30

昨日の夕焼けは格別だった。冷たく強い風の時は空の色、空気が違う。

コンクール勉強会。新人二名、優秀二名が甑二階に。
「鼻歌ならうまく歌えるのだけど…」と悩んでいたSさんも驚くほど声がでるようになってきた。
まだ暗譜に自信がないというKさんはよい歌声をお持ちなのにもったいないと思った。ご自分の宝物をもっと生かしてほしい。
新人賞をめざすMさんはよい声をさらに伸ばしているように感じた。年齢を感じさせない声に張りがでてきた。
はじめて新人にチャレンジするS君もよく練習している。楽しみだ。

歌は好きだが、うまく歌えない人ほど努力し工夫し悩む。生れつき歌のうまい人は悩みが少ないから、この苦労がわかりにくい。
苦労のすえつかんだ歌は、まわりも聞いていてここちよいと感じる。

賞をとればおしまいのコンクールなら最初からやめたほうがいいと言ってきた。悩み苦しむ経験こそコンクールでいただくなによりの賞品だ。そしてみんなで励ましあい、切磋琢磨する。
沖縄の師匠や研究生たちとの楽しい交流も得難い経験。まるごとコンクールの宝物。だからコンクールをすすめてきた。

勉強会が終わり下で打ち上げ。久しぶりにみなさんで交互に三線をまわして思い思いに歌った。カチャーシーも飛び出した。やっぱり勉強したあとの唄遊びは格別だ。
みなさんお疲れっ!